木下議饒さん
移住者の写真
鴨川市の里山に移住して8年になります。 春ですとウグイスの鳴き声で目覚め、朝日の中で朝食をとっています。里山は静かで空気にさわやかな草の香りがあるように思えます。
移住したきっかけは?

東京暮らしで… 東京に勤務していた頃、夜9時過ぎに満員電車で帰宅する生活は、ちょっとおかしいのではないか。ここは稼ぎと子育ての場で、それが一応クリアされれば住むとこじゃないなとか、職場では電子工学やマイコン制御の基礎を教える仕事をしていて知識の上澄みをギリギリ突き詰める感じ。このままでは体も心もおかしくなるのではないかと。土にふれる生活が心身ともに元気にしてくれるという予感がありました。それで一転して今では田舎暮しです。

鴨川でのくらしはいかがですか?

少しずつ生活を広げて… まず、住む場所を決め。小さな家を建ててもらい遊び心と好奇心で少しずつ生活を広げていきました。工房を手作りし、畑を耕し小さな田んぼを借り、シイタケを楽しみ、鶏を飼う。またヘタクソな絵を描き、静かな林道でジョギングをし、時にはボートを出して海で釣りをする。 私の目ざすもの 今何となく目ざしているのは「環境を汚さず持続可能な農(業)」への回帰です。草には除草剤、虫や病気には農薬がきわめて有効ですが、これは使わないと。 22世紀には石油がもう枯渇してジャブジャブ使えないでしょう。ガソリンで動く耕運機も田植機もスクラップになっているでしょう。孫の孫の世代は江戸時代の農に帰ることかも知れません。 そんなことを考えながら無農薬、手植え、手で虫や草を取って稲を育てています。これが楽しいのです。

鴨川移住の先輩からのアドバイス!

移住を考えている人にアドバイスがあるとすると、隣近所のお百姓さんにお師匠さんなってもらうことでしょう。すごい知識と腕をもっている人達です。

他にもこんな先輩たちがいます!