平成30年度、帰農者セミナー始まりました!
平成19年から鴨川市ふるさと回帰支援センター事業として始まった帰農者セミナーは、今年度で11年目。
昨年度は内容をリニューアルし、多くの方のご参加をいただくことができました。
農的生活してみたい人 へ
今年度も、みんなで野菜づくりを学ぶことをベースに、それを通じて仲間づくりや地域とのつながりを広げたり、田舎暮らしや鴨川の楽しみ方を共有したりしたいと思います!
また、移住や二地域居住を考えている方は、先輩移住者もたくさん参加していますので、鴨川生活の良い面も大変な面も情報収集できたり、地域に知り合いができることで、移住しやすい環境づくりにも利用していただければと思います。
今年は、セミナー後に時間があれば、個別の移住相談などもできるよう時間を設けたいと思っています!
さて、今年度第1回目のセミナーは、なんと33名ものご参加をいただきました。しかも、お子様連れのご家族2組の参加もあり、新規参加者は大人10名、子供5名の計15名でした。本当にありがとうございます!初参加の方の感想など、後程ご紹介いたします。
いよいよ今年度のセミナー開始。
一発目ということで、鴨川市の農林水産課長さん、安房農協の長狭支店長さんにお越しいただき、ご挨拶をいただきました!安房農協さんからは、南房総地域の農家さんがみんな愛用しているJA安房のオリジナルキャップのご提供をいただきました。ありがとうございます!
「この帽子をかぶっている人に悪い人はいません」と長狭支店長さん
そして、野菜づくりの指導をいただく先生お二人のご紹介とスタッフの紹介、新規参加者の方にも自己紹介していただきました。
その後、本日行う作業の説明を先生にしていただきました。
どのような形で作物が生育していくか、こういう形に育つから、こういう形の土寄せが必要になる、など作業の理由や意味までわかりやすく解説してくれます。
座学が終わり、圃場へ移動。この日は、サトイモ、ネギの植付け、エダマメ、スイートコーン、ズッキーニ、カボチャの播種、ソラマメの管理、そして、ワケギ、寒ちぢみホウレンソウ、コカブの収穫を行いました。
サトイモは、昨年セミナーで栽培したイモを種芋用に畑にそのままにしてあるので、掘り起こして植え付けます。温暖な南房総地域だからできる保存方法です。
サトイモは赤芽と白芽があり、食べられる部分が違うことや、食べておいしい種類などの情報も。ちなみにセミナーで栽培しているのはセレべスという赤芽の種類です。
ネギは、苗のパターンと、とうだち直前まで生育したネギの葉の部分を切って植えるパターンと2種類やりました。
小さな助っ人も大活躍!カエルを捕まえたりと楽しそうでした!
おやつ用にエシャレットも半分収穫。
こちらはお土産用のワケギを収穫
おやつのときのハーブティ用にカモミールとレモンバームを収穫。
今回は乾燥させずに、フレッシュハーブティでいただきます。
スイートコーンを播種。夏が楽しみです。
寒ちぢみホウレンソウもお土産用に収穫。次回だと固くなってしまうので、今回全部収穫してしまいました。
ここで、午前の作業はいったん終了。
昼食の前に、みんなみの里内に新築された開発工房のセミナー室を見学。
5月からはここがセミナーの集合場所になります。
そしていったん解散。
各自で昼食を済ませ、また畑に集合です。
みんなみの里が4月27日(次回セミナーの日)から改装オープンし、「Café&Meal MUJI」も同施設内に開店しますので、次回以降のセミナーでは、昼食にぜひご利用ください。
午後の作業スタート。
まずはソラマメの管理。摘心を行いました。
実を多く付かせるため、そして先端にはアブラムシが付きやすいため、カットしていきます。
続いて、お土産用にコカブを収穫適期の大きいものから半分くらいを収穫。
「このコカブおいしそう!」とみなさん楽しそうに収穫していました。
カボチャとズッキーニはポットに播種して育苗します。
エダマメは畑に直播きしました。鳥害防止用のてぐすは後日スタッフで張ります。
ここでも先生から本には載っていない「やり方」を伝授。育苗用に使ったポットの土を再利用する方法、手早く、なるべく疲れないような作業の仕方を教わりました。
播種を行っている間、雨がぽつりと来たので、ベテラン参加者の皆さんが機転を利かせ、先回りで有機堆肥作りの準備をしてくれました。いつも本当に助かります!
長い期間収穫出来たスティックブロッコリーとナバナもさすがに終わり、片付けました。
本日の収穫物!!
そして、今年も有機栽培方式やります!ということで、土づくりに必要な堆肥づくりに取り掛かりました。ちなみに現在有機区画では、ジャガイモを栽培中です。
コンパネで囲いを作り、牛糞や稲わら、もみ殻などを何層にも重ね、一定の期間発酵させて堆肥を作ります。
作業途中で少雨が降ったりやんだり。
急いで作業し、ブルーシートをかけ、ロープで縛ってやっと作業終了!となったとたんに雨が上がり、「そんなもんですね~」と参加者皆さん笑いながら片付け作業していました。
雨が降っても和やかな雰囲気。このセミナーの雰囲気を作り出してくれている参加者皆さんに本当に感謝です!
そして片付けを終え、再び吉尾公民館へ。
収穫したエシャレットを洗って、カットして皮をむき、お味噌を用意。
ドリンクはビール、ではなく、セミナーで栽培したカモミールとレモンバームのフレッシュハーブティです。
その間に、今日の作業の振り返りと、房州くわについての解説がありました。
この地域の地質の説明があり、それに伴って鍬も独自の作りになっているなど、地域の文化なども合わせてお勉強しました。
そして、エシャレットをつまみに雑談時間。
新鮮なエシャレットに味噌をつけていただきます。作業の後ということもあり、本っっ当にビールが飲みたくなりました(笑)
もちろんハーブティ(ホット)もとてもおいしく、リラックス効果でより参加者同士の会話も和みます。
初参加の方もすっかり打ち解けて、和気あいあいとした時間が流れます。
野菜づくりを学ぶという共通の目的を持ちながら、一緒に作業したり、食事をともにしたりすると、打ち解けるのも早いですね。
【参加者のご感想】
・初参加でした。想像以上に楽しかったです。次の参加が今から楽しみです。
・おいしい空気と山に囲まれ、よい一日でした。
・サトイモがどこにできるか、畝の幅はどれくらいか等、専門的なことを教えて頂きました。
・長ネギの植え方を新たに知った。
・目で見て作業すると、どういう風にしたらいいか、一番勉強になると感じました。
・人が多いので、いくつかのグループになって、並列的にいろいろな作業ができればもっと進めそうです。
・堆肥作りは勉強になったと同時に、農業は一人では大変だと改めて思いました。ヘルプしあう仲間が必要ですね。
・今年度もできる限り参加して、大いに楽しませていただきます!
・すべて初の体験でおもしろく、ペットボトルの利用など、なるほどと思いました。
・次回以降も参加したい。年間を通じて教えてもらえればと思います。
・私の場合、セミナー参加1~2年経て、実感を持って講師の説明が理解できるようになった。
・参加者が多く、活気を感じられ、楽しく学べました。
・大変盛況な開講式となりました。一年を通して、参加者にとって楽しく有意義なセミナー作りにしたいと思います。
・実践で理解が深まりました。
・堆肥作りは初めてでしたので勉強になりました。
・今日は初めて一人で参加でしたので心細かったですが、色々な人とお話し出来て良かったです。
・毎回、新しいことがあり、楽しく参加させていただいております。
・お土産が嬉しいです。
・ポットへの種の播き方、培養土の再利用の仕方、ネギの植え付け方、堆肥作り、房州くわの使い方などスキルアップになった。
・今回も盛り沢山のメニューで本当にありがとうございました。収穫が楽しみです。
・ソラマメの手入れ方法とサトイモの植え方。どちらも実践させていただきます。
・お昼ご一緒出来て楽しかったです。ありがとうございました!
・ネギの植え方を実際にやってよくわかりました。
・すべてのことがスキルアップになったと感じました。仲間を誘ってまた来ます。
・サトイモの植付方法を学び、保存から植付までを学べたことが良かったです。
・クワの仕組みもおもしろかったです。
・今年度初めてのセミナーで参加人数も多くて活気があり、とても良かったです。今年度もできるだけ参加してスキルUPしたいです。
・去年はグループ分けでやっていましたが、1年やってみて他グループの方とあまり交流ができなかったのですが、今日のような、人数が多くてもフリーで何となく作業に分かれる感じも、いろんな方と交流できていいなと思いました。
・とても楽しかったです。
・農業に関しては全くの素人のため、すべての事柄が初めて体験出来てとても楽しく新鮮でした。
・会社勤めのため、平日はなかなか参加できないのが残念です。
・初めての参加でしたので、とにかく1つ1つすべてが勉強になりました。
・みなさんフレンドリーで、1人の参加でも受け入れて下さり、感謝です。とても楽しかったです。毎回は参加できないのですが、今後もよろしくお願いします。
次回のセミナーは4月27日(金)!集合場所は吉尾公民館です!
(5月からは「里のMUJI みんなみの里」が集合場所となります)
内容は、
・ゴボウの播種、長芋の植付、夏野菜苗の定植
・タマネギ、コカブ、ワケギ、エシャレットの収穫
などを予定しています。
収穫した野菜で、おやつ作りもできればと思っておりますので、お楽しみに!
毎回参加受付していますので、年度途中からでも参加OK!参加初回は無料で体験できます!
お申込み、お問い合わせは鴨川市ふるさと回帰支援センター事務局(04-7094-4600 又は info@furusato-kamogawa.net)まで!
日程や詳細はこちらをご覧ください!⇒パンフレット
2018年04月19日