畑でとってきて すぐ食べられる”ぜいたく“と”幸せ”≪ふるさと鴨川通信No.138≫

    5月12日、土曜日、晴天。絶好の帰農者セミナー日和となりました。

     

    GWが明けて最初の週末、セミナー会場である「里のMUJI みんなみの里」は引き続き大人気。この日は田植えイベントなどもあり、多くのお客さんで賑わっていました。

     

    今回も初参加の方1名を含む、26名のご参加をいただき、セミナーを開催。

    昨年からご夫婦での参加がとても増えています。

    前回参加されたご夫婦から「あっという間に時間が過ぎて、久しぶりに夫婦の会話も弾みました」とのご感想もいただき、このセミナーにそんな効果もあるんだということを、また参加者の方から教えていただきました。

     

    「最近、夫婦の会話が少なくなってきたなぁ」というご夫婦の方、参加してみてはいかがでしょうか(笑)

     

     

    さて、今日のセミナーの予定は、

     

    ・スナップエンドウ、ソラマメ、タマネギの収穫

    ・セロリと空心菜、変わり種(豆類・ミニキュウリ)の播種(トロ箱・ポット)

    ・落花生とエダマメの播種(直播き)

    ・ナガイモの植付

    ・カボチャ、スイカ、ナスの定植

    ・サトイモの追肥、エダマメの土寄せ、雑草取りなど管理作業

     

    と、今日も盛りだくさんです。

     

    まずは、先生から作業の解説です。

    ソラマメは、空に向かって生るからソラマメ。下を向いて、筋が黒くなってきたら収穫適期です。と、エダマメの種類やその特徴なども合わせて解説。

    タマネギは茎が倒れたら収穫適期。雨の後など湿っている状態では収穫すると腐りが入りやすくなるので、保存したいのなら2,3日晴れが続いた後に乾燥した状態で収穫すること。

    セロリの播種については、多くの日光が必要なので覆土はしない、乾燥をさせないなど発芽率を上げるためのポイントや、苗の選び方の注意点、落花生の種類によって畝間や株間が変わることなどなど実践的なお話を、参加者みなさんメモを取りながら興味深く聞いていました。

     

    その他番外編で、参加者からの質問を受けて、メロン栽培についてのお話も。ベランダでも、陽当たりが良く、風よけ対策などしてあまり風のあたらないようにすれば栽培できるそうです。子づる、孫づるの整理の仕方が良くわかるのでぜひお試しをとのことでした。

     

    また、行灯についての説明も。植付した苗に袋をかける理由を解説。風除けだけでなく、ウリバエ対策でもあったんですね。ウリバエの飛行性能上、行灯の中に入ってこれないとの話には、参加者みなさん「へぇ~」と納得。

     

    そして、今回から始まった「有機栽培ワンポイント講座」に移ります。

    有機JAS規格の認証が目的というわけではなく、無農薬で化学肥料を使わずに作物を育ててみたいと思っている人が、難しく考えずに、挑戦する“きっかけ”になればという企画です。

    今回は、有機農業の歴史や有機栽培についての基準、有機質肥料と化学肥料がそれぞれ向く野菜の種類、土中での吸収プロセスの違いなどを学びました。

    圃場では、前回仕込んだぼかし肥料を使って実習もします。

     

     

    座学も終わり、いざ圃場へ。

     

    まずは収穫から。

     

    スナップエンドウ収穫。実がパンパンで味も食感も良さそうです。

     

    ソラマメ収穫。座学で習った適期のものを選んで収穫。

     

    タマネギは、できるだけ乾かした方が良いということで、後回しに。

     

    ナガイモの植付です。今回はクレバーパイプを使う方法とそのまま植え付ける方法の二通り行いました。収穫作業にどんな差が出るか楽しみです。

     

    前回植え付けたズッキーニ。順調です。

     

    ジャガイモ(有機)も順調。

     

    落花生の播種。歩幅で播く位置に目印をつけていきます。

    バランスとって歩くのが意外と難しいです。

     

    スイカとカボチャの植付です。今年も甘いスイカが収穫できますように。

     

    こちらはエダマメの土寄せの様子。土のかけ方にもポイントが。

     

    タマネギは作付けした半分を収穫。残りは次回収穫予定です。

     

    セロリの播種はトロ箱に。

     

    空心菜はプランターに播種。残った種は直播きしました。

     

    続いてナスの植付。座学で習った行灯もかけます。

     

    エダマメの追加播種。エダマメは前回も播種しましたが、2週間ずらして播くとどうなるか。

     

    本日の収穫物!たくさん穫れました!参加者で山分けです。

     

    サトイモの追肥作業の様子。

    前回仕込んだぼかし肥料が2週間である程度発酵していたので追肥に使いました。

     

    そして変わり種の豆類とミニキュウリのポット播種をして、本日の作業終了。

     

    セミナー室へ戻り、本日のおさらいと、フリーの質疑応答です。

    その間に、 畑でとってきて すぐのタマネギを使ってオニオンリングを作ります。

     

    今回も摘んできたカモミールとレモンバームでフレッシュハーブティを作りました。

    ハーブティも大人気で、あっという間になくなってしまいました。

    今度はやかんをもう一個用意します。

    味の方は、参加者のご感想をご覧ください!

     

    楽しく座談会。

    今日が初対面でも、一緒に作業して、おいしいものを食べながらだと、いろいろな話が次から次へと。

     

     

    【参加者ご感想】

    ・タマネギリングがすごくおいしかったので、早速、家で作ってみようと思います。やっぱり 畑でとってきて 、すぐ食べるって“ぜいたく”で“幸せ”ですネ。

    ・植えている苗の成長過程が見れて良かった。

    ・プロの技を惜しみなく伝えて下さり、楽しいです。

    ・落花生の播種方法等勉強になりました。ウリバエ対策もやってみたいと思います。

    ・かぼちゃ、ナス等の苗の選び方、見分け方、とても参考になりました。

    ・有機栽培シリーズ、楽しみにしています。

    ・自分たちが作っている作物のアドバイスをいただき、とてもありがたかったです。

    ・オニオンリング、カモミールティおいしかったです。ありがとうございました!

    ・ぼかし肥の解説、ためになりました。ぼかし肥での野菜の味が楽しみです。

    ・カモミール茶作ってみます(とてもいい香りでした)

    ・クワの使い方が少しわかった気がする。

    ・毎回楽しく参加さえていただいております。いい物件があれば鴨川を拠点にしたいと思います。

    ・種の選び方。F1に注意。

    ・ナガイモの機材を使う方法は初めてだったので、なかなか面白かった。

    ・ソラマメの収穫方法が良く分かった。

    ・天気が良くて快適に実習ができた。

    ・座学と実習が受けられるのは、とても勉強になりました。

    ・行灯の使い方が分かった。有機栽培についての座学をどんどん充実させて下さい。

    ・ナガイモの筒を使った植付方法は初めての体験だった。

    ・ぼかし肥の実際のニオイが参考になった。

    ・鳥よけのテグスの使い方がおもしろかった。

    ・タマネギがすごく大きくなっていて驚きました。オニオンリング美味しかったです。

    ・ぼかし肥、作ってみたいです。

    ・細かいところは少しずつ勉強になり、いいねと思いました。

    ・いつも、先生の役に立つワンポイントアドバイス、参考になります。

    ・ぼかし肥料は参考になりました。今後素材が手に入れば作ってみたい。(現在液肥使用)

    ・ナガイモは初体験だったので面白かったです。

    ・おやつのオニオンリングが甘くておいしかったです。

     

     

    次回は、5月25日(金)集合場所は「里のMUJI みんなみの里」開発工房セミナー室です!

    お車でお越しの方はみんなみの里南側に臨時駐車場がありますので、そちらに駐車をお願いいたします。

     

    内容は

    ・オクラの播種

    ・トマト、ミニトマトの定植

    ・ダイコン、ソラマメ、タマネギ、スナップエンドウ、エシャレットの収穫

    などを予定しています。

     

    もちろん、収穫野菜で何かおやつ作りもしたいと思います。

     

    毎回参加受付していますので、年度途中からでも参加OK!参加初回は無料で体験できます!

    お申込み、お問い合わせは鴨川市ふるさと回帰支援センター事務局(04-7094-4600 又は info@furusato-kamogawa.net)まで!

    日程や詳細はこちらをご覧ください!⇒パンフレット

     

    2018年05月14日

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