棚田の保全、都市と農村の交流、実体験をして都市住民にもっと農業を身近に感じてほしい、など、いろいろな側面をもつ 棚田オーナー制度。
鴨川市内でも、大山千枚田、川代、山入、釜沼北、二子の5地域で行われています。
先日行われたオーナーさんによる田植え作業の様子をご紹介いたします!
立派な古民家
裸足で田んぼに入る人も
日本の原風景が広がります
鴨川市長も激励に
田んぼの生き物に興味津々
地元食材でオーナーさんの昼食を準備
「作業参加・交流型」 棚田オーナー制度
日本の原風景が色濃く残る鴨川市では、この景観と地域の農業を守っていこうと、「鴨川市中山間地域等活性化協議会」という組織が、オーナー制度をはじめ、さまざまな取り組みを行っています。事務局は「NPO法人 大山千枚田保存会」が担い、両団体とも、鴨川市ふるさと回帰支援センターの会員としてもご協力をいただいております。
全国的に行われている棚田オーナー制度は、一般的には料金を払って2回程度の作業参加でお米をもらえるというものですが、鴨川のオーナー制度は年7回程度の作業に原則参加、収穫したお米はすべてもらえるという「作業参加・交流型」です。
毎年、都会生活ではなかなかできない経験を求めて、老若男女を問わず、多くの方がオーナーとして参加しています。草刈り作業などは田舎の農村では当たり前の作業ですが、都市住民の方にはとても新鮮に感じられるそうです。
年間を通じて定期的に鴨川に来ることで、鴨川の気候や文化を知り、地域の人と仲良くなり、四季折々の景観を好きになり、移住や二地域居住を始める方が多くいらっしゃいます。
やはり田舎暮らしを始めるには、地域の人と仲良くなるのが、遠回りなようで実は一番の近道かもしれません。
オーナー制度や体験プログラム、農家民泊、そして当センターの帰農者セミナーなど、地域と交流する方法もいろいろありますので、「田舎暮らしや移住に関心があるけど、何から始めたらよいかわからない」という方は、ぜひ鴨川市役所2階の移住相談窓口をご利用ください。
2018年05月11日