鴨川時間

鴨川で楽しめるスポットや地元ならではの素材、田舎暮らしを楽しむ知恵etc。
鴨川の様々な時間をほんの少しですが、ご紹介しております。

「ほろ苦さは春の味♪」<ふきのとうレシピ>
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    春の味、ふきのとう。

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    ペペロンチーノ。

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    イチ押しはふき味噌。

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    ディップも簡単。

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    味噌入りおむすび。

    「ほろ苦さは春の味♪」

    田舎暮らしを始めて、食べ物で季節を感じられることが増えました。

     

    今年は温暖な鴨川でさえ雪が降るくらい寒いですが、早くも春を告げるごちそう食材が!

     

     

     

    ふきのとう!!

     

    ふきのとうは、房総では、菜花と並んで春の山菜のトップバッター。都会では天婦羅屋さんでお目にかかるくらいでしたが、鴨川では地元スーパーでも盛んに売られています。10個入りくらいで高いと¥398とか。結構いいお値段!

     

    私の活動地域・四方木(よもぎ)ではまだこれからですが、鴨川の山側の地域ではそこらへんにニョキニョキ生えていたりも。

     

    いろいろ作ってみることにしました。

     

    まずは下処理(自己流)。野に生えているものなので、基本はしっかり洗うこと。後ろのヘタのようなところを切り落とし、よれっとしている部分を取り除いたら、流水に当てながら葉っぱを開きます。

    この茶色はおそらくアク。汚れではありません。

     

    蕾を覆ってる葉っぱをそっくり返してください。

     

     

    この状態で天婦羅にすると見映えも良いですが、葉っぱの間に潜んだ泥やゴミが取れるので、面倒くさがらずに、どんな料理の場合もやって正解。アクが気になる方は水に晒したり、塩茹でしたりもするようですが、ふきのとうのほろ苦さが大好きな私は省略します。

     

    今日のメニューは、ふき味噌料理。

     

    ふき味噌って和風っぽいですが、作ってみると、和洋どちらにも使える魔法のソース。10分あればつくれます。

     

    ★材料(つくりやすい分量)

    ふきのとう…80g(大小12~3個くらい)

    サラダ油…大さじ2

    *味噌…80g

    *酒…大さじ2

    *みりん…大さじ1

    砂糖…小さじ1~2

     

    (1)*の調味料を合わせておく。

     

    (2)フライパンにサラダ油を入れて温めながら、ふきのとうを粗みじんに。ふきのとうは、包丁を入れた途端に黒く変色してくるので、刻み終わったら即フライパンに投入。

    なめらか味噌が良い場合は、もう少し細かく刻みましょう。

     

    火が通ると、途端に鮮やかな色に変化します。

     

    (3)中火で1分程度炒めて油が回ったら、*の調味料を入れて弱火にし、2~3分炒めて水気を飛ばす。

     

    (4)味見してみて砂糖を加える。砂糖の量は、味噌の塩加減で変わるのでお好みで。冷蔵庫で3~4日は持ちます。

     

    これを炊きたてご飯に混ぜて握れば、ふき味噌おにぎりのできあがり。

     

    シンプルですが、大ヒット。香りが良くて、ふきのとう好きにはたまりません。

     

    同量のクリームチーズを混ぜれば、蒸し根菜のディップ。

     

     

    白ワインにぴったり。

     

    そのままお肉やお魚のソースにしても、もちろん美味。

     

    ふきのとうといえば、ご存知の通り大定番は、天婦羅。油がほろ苦さをまろやかにしてくれますよね。

     

    というわけで…ペペロンチーノも抜群です。

     

     

    ふきのとう三昧。

     

    ぺろり。

     

    ごちそうさまでした。

     

    ふきのとうは、このまま育つと、ふきになり、またまた美味しくいただけます。地元のおばあちゃまが作る、ふきとたけのこの煮物は絶品。

     

    またご紹介します!

     

    Photo&Text
    RYOKO HASHIZUME